学習者の「英語」使用モデルに関する考察:英語教育における母語話者英語の規範と学習者の志向
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,国際化社会に適応した英語力を身につけるため,英語教育において目指す英語のモデルが「母語話者(native speaker)」の英語であるべきか,それに代わるモデルであるべきか,活発に議論されている(e.g. Munro, 2008; Kachru and Nelson, 2008)。しかし,結論は出ないまま,議論が終息する気配はない。一方で,英語学習者自身はどのような「英語」目指し,学習しているのか,多様な「英語モデル」に対する学習者の志向について多くの実証研究が行われている(e.g. Kachtu, 1976; Shaw, 1983; Benson, 1991)。本論では,Subtirelu(2013)の研究を中心に,学習者が目標とする「英語モデル」(Learner's preference)について論じる。また,それに関連して,言語習得に影響を及ぼす学習者の社会・心理的適応に関する"integrativeness"についても論じる。
著者
関連論文
- 「言語市場」における英語(Englishes)の変容
- 「認知症の人の心理的理解 パーソン・センタード・ケアの一考察」
- ガイアナの医療サービス流通
- World Englishesにおけるintelligibilityの考察
- アジア的市場 : 市場文化論の視点からの一考察
- World Englishesにおけるintelligibilityの考察
- Suggestions for the improvement of Health Service System in Guyana
- Theoretical Analysis of Organ Transplant : A View of Market Culture Theory
- 小売業態の制度化の一考察--市場文化論の視座から
- グローバリゼーションと市場--市場文化の視点からの一考察
- 流通理論からの非営利組織の検討
- 市場文化論についての試論--市場と文化の相関を焦点として
- 流通過程での所有権瓦解
- コミュニティ・ビジネスとしての商業
- 非母語話者間のコミュニケーション言語としての英語 : 英語学習者のintelligibilityの考察
- タンボン・ヘルス・プロモーション・ホスピタルのサービス
- 国際コミュニケーション・ツールとしての「英語」
- 非母語話者間のコミュニケーション言語としての英語 : 英語学習者のintelligibilityの考察
- 学習者の「英語」使用モデルに関する考察:英語教育における母語話者英語の規範と学習者の志向