格子マスキングを利用したKey Binding技術の提案(セキュリティ,一般)
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概要
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生体認証において,テンプレートと呼ばれる登録生体データを何らかの変換により保護しつつ,照合処理を行うテンプレート保護型生体認証技術が近年盛んに研究されている.特に,テンプレート保護型生体認証技術の一つであるkey bindingは,生体データとユーザ固有の鍵の結合データから補助情報を生成し,登録時と照合時の生体データが十分に近い場合のみユーザ固有の鍵が抽出できる特殊な技術である.Key bindingで利用するユーザ固有の鍵として,電子署名や文書などの情報を扱うことで,電子署名や文書暗号化/復号などに応用でき,認証判定だけでなく様々な利用形態の実現が期待されている技術でもある.本論文では,fuzzy commitmentやfuzzy vaultといった誤り訂正符号を利用した従来key binding実現方式とは異なる,新しい実現方式を提案する.我々の実現方式では,通常の乱数付加アプローチに加え,生体認証特有のデータの揺らぎ吸収のために,格子と呼ばれる数学的概念を利用した格子マスキングを新しく導入する.本論文では,格子マスキングによるkey binding技術の特長を述べると共に,具体的なシステムへの適用例を紹介する.
- 2013-07-11
著者
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