学校規模が学校経営諸現象に与える影響の考察
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概要
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本稿は、学校規模が学校経営諸現象にどういった影響をもたらすかについて考察したものである。学校組織研究において学校経営体制のワン・ベストモデルが探究されているものの、学校によって経営資源として活用できる人的・物的資源は異なる。学校規模によってそういった資源の多寡は異なることが推定される。そこで本稿は、学校規模が学校経営上の諸現象にどういった影響を与えるかを考察した。結果、「小規模校におけるメリット」にのみ差異が見られ、それ以外は学校ごとに資源の多寡に差はあっても何らかの形でその差を吸収するマネジメントの存在が推察される。