ソフト界面の構築によるタンパク質の高機能固定化技術(薄膜(Si,化合物,有機,フレキシブル)機能デバイス・バイオテクノロジー・材料・評価技術及び一般)
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概要
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近年、機能を保持したタンパク質の固定化方法、および固定化したタンパク質の経時安定化技術がプロテオミクスにおいて強く求められている。そこで、生体内環境と同様のタンパク質機能を、固定化タンパク質においても発現できる生体分子固定化ソフトインターフェースを創製することを本研究の目的とした。タンパク質固定化部位として、カチオン性、疎水性共有結合性の官能基をもつポリマーブラシを作製し、さらに下地層に双性イオン性(poly(MPC))の官能基を持つポリマーブラシとのブロックポリマーブラシを作製した。固定化したタンパク質の機能をイムノアッセイから結合解離定数により評価し、構造をcircular dichroism(CD)で評価して作製したポリマーブラシがタンパク質の構造にどのような影響を示すのかを調べた。この結果、下地層にpoly(MPC)を持つブロックポリマー構造は、そのpoly(MPC)の性質によりタンパク質の機能および構造の維持に寄与していることが分かった。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-04-18
著者
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