2元線形符号のTrapping Redundancyの評価について(記録素子用符号化,一般)
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概要
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低密度パリティ検査(Low Density Parity Check : LDPC)符号は反復復号法によって優れた復号特性が得られる.反復復号法における復号誤りの原因はTrapping Setと関係づけられることが報告されている.また,サイズの小さなTrapping Setを解消するように検査行列に線形従属な行を追加することで,復号特性が向上することが示されている.しかし,そのような冗長な検査行列は,復号のコストを考えた場合,行数が少ない方が望ましい.この指標を表すパラメータとしてTrapping Redundancyが定義されている.しかしながら,Trapping Redundancyを求めることは計算量的に困難であり,実際に求めた結果は報告されていない.本稿では,2元線形符号のTrapping Redundancyを求める方法を与える.この手法を用いて,いくつかの線形符号のTrapping Redundancyを求めた結果を示す.さらに,Trapping Redundancyを求めることによって得られた冗長な検査行列を用いて復号特性の改善を確認する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-05-17
著者
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