岩手県三陸沿岸エコトーンの現状把握とその保全に関する研究
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概要
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2011 年3 月11 日に発生した東日本大震災による地震と津波により、岩手県内の三陸沿岸のエコトーンは大きなかく乱を受け、生息・生育する動植物相も変化した。しかしながら、これら動植物のかく乱前後の変化について評価・検証を実施した報告は少なく、種々の震災復興計画においても配慮されている事例は少ない。そこで、本研究は、宮古市津軽石川河口(宮古湾)、釜石市根浜海岸(大槌湾)、陸前高田市小友浦(広田湾)にそれぞれ設定した海から陸につながる調査ラインを対象に、地形、植生、魚類等を調査し、三陸沿岸の震災後におけるエコトーンの現状把握、およびその保全対策を検討した。その結果、積極的な保全を図る必要のある希少種の生息・生育や、新たな干潟の創出などが確認された。調査3 地区それぞれについて具体的な保全対策や、長期モニタリングの必要性などを提案した。
- 岩手県立大学の論文
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