退院調整事例の支援ニーズの構造-在宅アクションリサーチを通して-
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概要
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【目的】筆者と退院調整看護師が協働して行った、在宅アクションリサーチおよび、それを補完する調査で得られた知見を統合し、退院調整事例の在宅移行期支援ニーズの構造を明確化する。【方法】調査a「退院支援計画に関する調査」、調査b「在宅アクションリサーチ」、調査c「在宅医療専門職者による退院調整事例の在宅移行期支援の課題」、調査d「在宅医療相談ニーズ・地域連携の課題」の各カテゴリデータについて分析対象とし、退院調整事例の在宅移行期支援ニーズの観点から再構成し、カテゴリにまとめた。【結果】退院調整事例の在宅移行期支援ニーズは、《患者・家族支援》、《地域支援体制》、《病院組織》、《退院調整活動》による重層的な構造であった。【考察】退院調整事例の在宅移行期支援ニーズは、患者・家族支援と同時に、地域支援体制における病院組織の退院計画システムのあり方、退院調整活動の評価に関する課題との関連が示唆された。
- 埼玉県立大学の論文
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