2168 FRPロッドを用いたPC梁の靱性を改善する定着装置の開発(連続繊維(構造))
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概要
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PC緊張材に連続繊維補強材(以下、FRP)を用いた場合の部材靭性改善方法の一つとしてアンボンド方式が提案されている。しかし、この方法においては荷重状態の変化によって部材の靭性が改善できない場合がある。本研究は、FRPを緊張材としたアンボンドPC部材の載荷スパンと部材靭性の関係について解析検討を行った。その結果、載荷スパンが大きくなる場合には部材靭性の改善が難しいことがわかった。そこで、FRPの伸び能力を見かけ上大きくするスライド式定着装置を開発し、改善効果に関する検討を行った結果、本定着装置によって靭性を大きく改善できることを確認した。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1995-06-01
著者
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玉井 真一
東急建設 (株) 土木技術設計部
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増田 芳久
東急建設(株) 技術研究所 土木研究室
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岡本 大
東急建設技術研究所 土木構造研究室
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玉井 真一
東急建設技術研究所 土木構造研究室
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増田 芳久
東急建設技術研究所 土木構造研究室
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