1018 建設後36年経過したRC造開水路側壁の腐食モニタリング結果について(耐久性診断・評価)
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概要
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実構造物を対象に、分極抵抗法(交流インピーダンス法)に基づきコンクリート中の鉄筋の腐食速度を評価するための携帯型鉄筋腐食診断器を開発した。今回、建設後36年経過したRC造の開水路の干満帯部から気中部にかけての側壁を対象に、本診断器による自然電位、分極抵抗(腐食速度)の計測を行った後、コンクリート中への塩化物イオン浸透状況や内部鉄筋の腐食を調べた。その結果、鉄筋は外部から侵入してきた塩化物イオンが原因で腐食を起こしており、実測された腐食量と計測された腐食速度に塩化物イオンの拡散計算から求めた腐食年数をかけた値との間には良い相関があることが確かめられた。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1998-06-30
著者
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