1112 リン酸マグネシウムセメントの耐海水性コンクリート材への適用(物性一般)
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概要
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耐海水性のコンクリートを開発するため、リン酸マグネシウムセメントに着目し硬化の諸性状および海塩環境下に暴露して海水との反応性を調ベた。このセメントの硬化反応はリン酸マグネシウムアンモニウム水和物を生成する発熱反応であり、硬化体はこれらの水和物と未反応のマグネシアからなる。暴露試験から、海水は硬化体中に浸透するが海水成分との反応は全く認められない。また、溶解性も少なく、寸法安定性にも優れることから、耐海水性コンクリートとしての活用の可能性が示された。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1997-06-09
著者
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関根 彰
日本化学工業(株)研究開発本部建材グループ
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佐々木 孝彦
(株)鉄道総合技術研究所立松研究室
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高橋 高橋
日本鉄道建設公団札幌工事事務所吉岡管理センター
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立松 英信
財鉄道総合技術研究所基礎研究部
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