拡張現実を用いた遠隔共食コミュニケーションシステムの構築(ヒューマン・メディア論(2):拡張/仮想現実とコミュニケーション,コミュニケーションの心理及び一般)
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概要
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近年日本では、単身者・病院の入院患者・共働きの両親を持つ子供などが増加しており、孤食と呼ばれる1人で食事をする行為が増えている。そこで、本研究では、遠隔地にいる人同士が同じ食卓を囲んで食事をしながらコミュニケーションをとっていると感じられる遠隔共食コミュニケーションシステムの構築を目指す。複数人の対話では顔の向きや視線の情報が重要であるため、本研究では、顔の向きの情報を相互に送受信可能で、家庭や病室等で利用できる程度に小規模な遠隔コミュニケーションシステムの構築を行う。具体的には、卓上に設置されたXtionセンサを用い、リアルタイムでユーザの上半身の3次元情報と色情報を取得し、ネットワークを介して送信する受信側では、ユーザはカメラとヘッドマウントディスプレイを頭部に装着しており、カメラから得られた映像に受信した遠隔ユーサの3次元情報と色情報を拡張現実技術を用いて合成し、ヘッドマウントディスプレイに表示する。また、ヘッドマウントティスプレイのセンサによりユーザの顔の向きを推定し、顔の向きに応じて遠隔ユーザを適切な位置に表示できるようにしている。評価実験の結果、提案システムでは従来の在席型システムと比較して誰が誰に話しているかという情報を伝達することができ、同時発話が減少することが確認された。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-01-17
著者
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