最大周期系列符号に基づく積和型公開鍵暗号,K(II)ΣIIPKCに関する考察 : 新しい暗号法とK(IV)ΣIIPKC
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概要
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著者は最近新しい積和型公開鍵暗号, K(II)ΣПPKCを最大周期系列に基づいて構成した.K(II)ΣПPKCは,(i)送信者ボブが,符号化率(情報レート)0.01〜0.2を満たしつつ,アリスの公開鍵集合の非常に小さな部分集合をランダムに選択した上で,暗号文を導くことが可能であること,および(ii)従来方式に共通にみられる超増加型,あるいは超減少型の秘密系列を用いるのではなく,非増減型のユニフォーム・サイズの秘密系列を用いていること等の特徴を有していた.本論文では,従来,K(II)ΣПPKC方式に対してこれを一般化したK(II)ΣПPKCを提案するとともに,K(II)ΣПPKCに対して提案されていた復号法DA(I)を改善した新しい復号法DA(II),DA(III)を提案する.新しい復号法を応用したK(IV)ΣПPKCにおいては以下のことが実現されることを示す.・レートを2/3に近づけ得ること・安全性を改善することが可能であること・公開鍵サイズを小さくすることが可能となること・任意の二組の秘密鍵の共通因数率r_Fを0に近づけ得ること.
- 2013-02-28
著者
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