1121 塩害環境下のコンクリート橋に適用した各種表面被覆の20年目の評価(塩害)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンクリート構造物の塩害に対する耐久性確保のために表面被覆は有効であり,その耐久性能は対策工決定やLCC評価を行う上で重要な指標となる。今回,日本海の厳しい塩害環境下の新設コンクリート橋に適用した各種表面被覆の20年目の性能を曝露試験体および実橋で評価した。その結果,浸透型塗膜は耐久性能に劣っていたが,コンクリート塗装では塩分浸透や中性化の抑制機能を20年間持続し,塗装系によっては20年の耐久性能を保持し,今後も耐久性能を維持できると判断できるものもあった。防食パネルでは,継目付近の一部にパネルのはく離が見られたが,全体として長期的な耐久性能を期待できると推察された。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2008-07-30
著者
-
齋藤 正司
東日本高速道路(株)新潟支社 信越工事事務所 技術課
-
青山 實伸
中日本ハイウイェイ・エンジニアリング
-
青山 實伸
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(株)金沢支店土木部
-
渡辺 二夫
東日本高速道路(株)新潟支社技術企画課
-
武内 道雄
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(株)金沢支店土木部
関連論文
- 凍結防止剤によるコンクリート道路構造物の塩害と対策
- 北陸自動車道 親不知海岸高架橋上部工の塩害予防保全対策
- 塩害損傷を受けたコンクリート構造物の効率的補修法の考案
- 塩害環境下のコンクリート橋に適用した各種表面被覆の20年目の評価
- 北陸地方の河川産骨材を使用したコンクリートのアルカリシリカ反応性の評価法の開発(コンクリート用骨材および混和材料)
- 北陸地方における道路構造物のASRによる損傷事例とその評価手法
- 塩害環境下のコンクリート橋に適用した塩害対策の追跡調査
- 厳しい塩分環境下におけるコンクリート構造物の塩分浸透性に関する実証的研究
- 厳しい塩害環境下の新設コンクリート橋に適用した各種の表面被覆方法の効果
- 北陸地方の橋梁けた端部のコンクリート部材の損傷特性と劣化推移
- 防錆剤混入ポリマーセメントモルタルによる塩害劣化コンクリート中の鉄筋の防食効果(建設材料)
- 128 亜硝酸リチウムと犠牲陽極材を併用したRCの塩害に対する補修工法の開発(RC構造および塩害補修,一般セッション)
- 1121 塩害環境下のコンクリート橋に適用した各種表面被覆の20年目の評価(塩害)
- 1159 厳しい塩害環境下のコンクリート橋の塩分漫透性と耐久性能評価(塩害)
- 1108 海岸部コンクリート構造物の塩化物イオンの表面濃度と拡散係数(耐久性)
- 1126 凍結防止剤によるコンクリート構造物への塩分浸透性状(耐久性)
- 1189 塩害損傷を受けたコンクリート構造物の効率的補修法の考案(腐食・防食)
- 1149 防錆剤混入モルタルによる塩害コンクリート中の鉄筋の防錆効果(腐食・防食)
- 2105 親不知海岸に暴露した含漫コンクリートの腐食抑制効果(補修・補強(材料))
- 1264 ASR損傷コンクリート橋脚の補修・補強効果の長期確認試験(維持管理)
- 1334 北陸地方での橋梁けた端部コンクリート部材の補修計画の検討(維持管理)