1169 塩害環境下のコンクリート中鋼材のマクロセル腐食に関する実験的検討(腐食・防食)
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概要
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塩害環境下の構造物では,鋼材位置の塩化物イオン濃度が不均一となりマクロセル腐食が生じる可能性がある。本論文では,異なる塩化物イオン濃度のコンクリートで製作したRC供試体の自然電位と腐食電流を測定し,塩害環境下でのマクロセル腐食の形成機構を検討した。この結果,塩化物イオン濃度2.5kg/m^3のコンクリート中でも鉄筋が腐食状態になければマクロセル腐食は生じにくいこと,アノードとカソードの距離が離れると腐食電流は小さくなること,腐食速度はアノード・カソード鉄筋の面積比に律速されること等を示した。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2006-07-30
著者
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