2115 膨張コンクリートを用いたPC床版試験体の長期計測結果(プレストレストコンクリート)
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概要
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床版支間長が10mを超えるPC床版を有する鋼2主桁橋を対象に,実物大試験体および床版を部分的にモデル化した1m供試体を作製して約1年間の長期計測を実施した。1m供試体の長期計測結果から,膨張材の有無によるひずみの値を比較し,乾燥収縮特性に有意差がないこと,膨張材の有無によるひずみの差が1年間保持されていることが明らかとなった。また,1m供試体と実物大試験体の計測結果を比較することで,水和熱や膨張・乾燥収縮によるひずみの変化により既設床版ブロックの拘束を示し,膨張コンクリートを用いたPC床版のひずみの挙動を理解する上での資料とした。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2004-06-25
著者
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橘 吉宏
(社)日本橋梁建設協会
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高瀬 和男
(社)日本橋梁建設協会
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橘 吉宏
(社)日本橋梁建設協会床版研究委員会
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高嶋 豊
(社)日本橋梁建設協会床版研究委員会
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河西 龍彦
(社)日本橋梁建設協会床版研究委員会
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高瀬 和男
駒井鉄工(株)富津工場
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