2158 粒度分布の異なる細骨材を用いた高流動モルタルへの水膜モデルの適用(高流動コンクリート)
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概要
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細骨材の粒度および細骨材容積比を変化させた高流動モルタルを作製し,余剰ペースト膜厚理論および水膜モデルに基づいて,モルタルの配合について検討した。さらに,セメント粒子の凝集度を逆解析的に求め,高性能減水剤との関係からその妥当性を検討し,水膜厚さについて推察した。その結果,余剰ペースト膜厚理論を適用することにより,ペースト膜厚から水粉体体積比を推測できること,モルタル中の固体粒子間距離を最小とする細骨材容積比が存在すること,およびその細骨材容積比以上の範囲においては細骨材の粒度に関わらず水膜厚が一定値となる可能性があることなどが明らかになった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2001-06-08
著者
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緑川 猛彦
福島工業高等専門学校建設環境工学科
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緑川 猛彦
福島工業高等専門学校助教授 建設環境工学科
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PELOVA Galia
Faculty of Civil Engineering and Geosciences, Delft University of Technoloty
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Pelova Galia
Faculty Of Civil Engineering And Geosciences Delft University Of Technoloty
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緑川 猛彦
福島工業高等専門学校・建設環境工学科
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WALRAVEN JoostC
Faculty of Civil Engineering and Geosciences, Delft University of Technology
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PELOVA Galia
Faculty of Civil Engineering and Geosciences, Delft University of Technology
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