身体活動と死亡率
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
身体活動量が多い人や運動をよく行う人は,死亡率が低いことが報告されている。また身体活動量が多い人は,糖尿病やがんの罹患率が低いことも報告されている。さらに,高齢者においても運動により死亡率が低下することが報告されている。現在,日本における生命保険の医学的な危険選択では,疾病の有無・既往歴や,血圧等の身体所見,血液・尿検査等に基づいて危険選択が行われている。一方,海外においては,運動等の身体活動を促進する健康増進プログラムに被保険者が参加した場合,保険料の割引などの特典があたえられる生命・医療保険商品が1990年代後半より販売されている。この商品には,被保険者の健康状態が改善される利点がある以外に,健康増進プログラム参加者の保険金請求率が低下することが観察されている。日本においても,身体活動を増加させる健康増進プログラムに被保険者が参加することにより,保険料を低減させる生命・医療保険商品を販売することが可能であると考える。
- 2013-12-20
著者
関連論文
- 脳動静脈奇形に対する定位放射線治療後の遅発性合併症に関する文献的考察
- 脳動静脈奇形に対する定位放射線治療後の遅発性合併症に関する考察(一般演題C,第104回日本保険医学会定時総会)
- 日本におけるテレアンダーライティングについての検討(パネルディスカッション)
- (3)日本におけるテレアンダーライティングについての検討(パネルディスカッション,第105回日本保険医学会定時総会)
- 日本におけるがんの動向
- 日本の要介護状態における死亡率
- パネルディスカッション日本におけるテレアンダーライティングについての検討
- 身体活動と死亡率