環境条件および操業状況がイカ釣り漁獲量に及ぼす影響の評価 : 光量の多寡は本当に問題か
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概要
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2010年1〜2月に対馬海峡で操業を行ったイカ釣り漁船9隻が記録したスルメイカの日々の漁獲箱数,集魚灯の点灯数,イルカの出現状況,自船2海里以内で操業する漁船数の資料を用いて,一般化線型モデル解析を行った。漁獲箱数は月輝面比とイルカの有無および月ごとのスルメイカの現存量で船別に表現され,漁業者が意識する集魚灯数と周囲の漁船数の影響は有意ではなかった。日々の漁獲が船ごとに表現されたことは,イカ釣り漁船の漁獲能力が集魚灯などの装備だけでなく,操業位置の決定など乗員の技能の影響を受けたことを示唆している。
- 2013-11-15
著者
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