中型まき網漁業における集群量に基づく投網の意思決定
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概要
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中型まき網漁業の灯船のスキャニングソナー画像を解析して,魚群反応の画素数から漁獲結果を予測する実験式を得た。この式を用いて集魚中の魚群に投網した場合に期待される漁獲量(期待漁獲量)を算出し,投網したときと投網しなかったときの期待漁獲量を比較したところ,期待漁獲量の増加とともに投網する確率が高くなった。漁労長は期待漁獲量が 1.5 トン以上の集魚で必ず投網し,50% の確率で投網を行う期待漁獲量は 1.3 トンであった。期待漁獲量が 1.3 トンと 1.5 トン以上の集魚回数はそれぞれ全体の 32% と 24% であった。
- 2012-09-15
著者
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