疼痛生活障害評価尺度の開発
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概要
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本研究の目的は慢性痔痛患者における生活障害を測定する疹痛生活障害評価尺度(PDAS)の開発である。32項目からなる予備尺度を慢性痔痛患者100名に適用して項目分析を行ない,最終的に20項目からなるPDASを構成した。さらに尺度の妥当性検討のため健常者113名のデータが収集された。PDASの内的一貫性,再検査信頼性は高かった。PDASと抑うつ重症度との間,およびPDASと役割機能障害度との間にはそれぞれ有意な相関が見られた。また,入院患者は外来患者より有意に高いPDAS得点を示した。さらに慢性疹痛患者は健常者より有意に高いPDAS得点を示し,PDAS得点を用いての両群の弁別が可能であった。
- 日本行動療法学会の論文
- 1997-03-31
著者
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