年長自閉的発達障害児, 発達障害者の音声模倣訓練 : 構音活動の特徴から(資料)
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概要
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2名の年長の自閉的精神発達遅滞児・者に対して音声模倣訓練を行なった。2名はともにまったく音声言語を所有していなかったが,ときには文字を書いて要求を伝えることができた。本研究で用いた音声模倣訓練は,発声器宮の動きを系統化して組み合わせていく手続きである。すなわち,ある音からもっとも弁別素状の近い音を次の目標としていく方法を用いた。その結果,両名ともに,単音および単語での音声模倣を習得し,さらに,自発的,機能的に音声言語を使用することがみられた。従来の音声模倣訓練と本研究での手続きの相違点,自発的,機能的な音声言語の使用がみられた点,また,年長の対象児であっても音声言語の習得が可能であった点について論じた。
- 日本行動療法学会の論文
- 1994-03-31
著者
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