知識データベースを用いたレーダ干渉除去処理の開発(レーダ信号処理及び一般)
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概要
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固体化レーダの普及にともない, 固体化レーダが従来レーダより長いパルス信号を送信するため, 船舶用レーダの干渉の増加が懸念される. 多数の固体化レーダによる厳しい干渉状況は, 従来レーダの干渉除去処理で対応することが困難であるので, 新たな干渉除去機能が必須となる. そこで, 従来の時間情報による干渉除去処理に加え, 周囲の電波環境に応じて, 空間情報, 周波数情報による干渉除去処理を適用する方式を提案する. 周囲電波環境への適応は, 受信信号から抽出した特徴量と事前に設定した知識データベースとの照合, および, その照合結果に基づく最適な信号処理の構築によって実現される. 周囲に固体化レーダが300台存在する環境等, 厳しいレーダ干渉状況を模擬したレーダシミュレーションを実施し, 十分な干渉除去性能を達成できることを確認した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-12-07
著者
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