交換日記を通して学ぶ読みの力 : 文字への抵抗感の強い児童を対象に
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概要
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初期指導を終え、読みの活動に入る際、そのステップが大きく、躓いてしまう子どもが少なくない。そのため、読みの活動への入口は、子どもが心から読みたい、知りたいと思うものでなければならない。そこで、本研究では、初期指導を終えた直後から、友人との交換日記を用いた読みの活動を行った。日記という特徴から、子どもたちの生活に密着した内容であり、文体も会話体に近いため、読みの入口としては最適だと考えた。また、友人とのやり取りを通し、生きた文脈の中での言語使用も可能となる。VFNから産出された文章を「話題について触れているか」「友人からの問いかけに返答しているか」「自ら友人に問いかけているか」の3項目に分類し、さらに受容型・産出型の観点から分析を行った。また、支援者の介入時期・介入が与える影響も合わせて検証を行った。本研究では、主体的に読みの世界への第一歩を踏み出せるような支援方法を提案することを目指す。
- 2012-03-31
著者
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