インタフェースエージェントの印象変化による記憶への影響(感情・評価・態度)
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概要
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人間と人間のインタラクションでは言語情報の他に,表情やジェスチャーなどの非言語情報がその半分以上を占めていることが明らかにされている.また,感情と記憶は何らかの形で関連していると考えられており,喚起される情動が強いほど,それらの記憶は優れることが明らかにされている.本研究では,人間の感情と記憶の関係について着目し,非言語情報の1つである感情による表情やジェスチャーを取り入れたインタフェースエージェントを利用し,インタフェースの印象によってユーザの記憶力にどのような影響を与えるのかを調査する.実験では表情やジェスチャーを取り入れたインタフェースエージェントを,学習支援アプリケーションに用いることで,ユーザの記憶力への影響を調査した.男性エージェントの表情あり・表情なしの2グループでの比較実験を行い,実験終了直後と10日後に記憶再認課題を行うことで,短期記憶と長期記憶の変化を調査した.その結果,エージェントが特定の表情表出を行った際に,記憶力の向上を示すことができた.
- 2012-10-20
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