回復期リハビリテーションにおいて、AMPSを用いた作業療法を施行した症例
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概要
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AMPS(Assessment of Motor and Skills)は、国際的に標準化されている観察型の日常生活活動(ADL)/手段的日常生活活動(LADL)の評価法である。脳出血の回復期リハビリテーションにおいて、AMPSを用いて評価と検証を繰り返しながら作業療法アプローチを行った症例を報告した。症例は右視床出血で、4回AMPSにて評価を行い、作業療法の介入方法を検討した。プロセス技能はカットオフ値前後で推移したが、運動技能は全体として向上をみとめ、復職を視野に入れた在宅復帰が可能となった。本論文では症例の報告を行うとともに、この症例を通じて明らかになった回復期リハビリテーションにおけるAMPSの有効性と課題について考察した。
- 茨城県立医療大学の論文
著者
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安部 有香
茨城県立医療大学付属病院
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齋藤 さわ子
茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
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斎藤 さわ子
茨城県立医療大学作業療法学科
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高崎 友香
茨城県立医療大学付属病院リハビリテーション部作業療法科
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面川 菜穂子
茨城県立医療大学付属病院リハビリテーション部作業療法科
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高崎 友香
茨城県立医療大学リハビリテーション部
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