マルコフ連鎖モデルに基づくチャネル選択に対する観測誤差の影響(コグニティブ無線ネットワーク,ヘテロジニアスネットワーク,クロスレイヤ無線技術,パネル討論)

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概要

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周波数共用型コグニティブ無線システムでは,既存システム(PS: Primary System)のチャネル利用傾向を予測し,利用されていない周波数帯を2次システム(SS: Secondary System)が利用することで周波数利用効率の向上が期待できる.そこで,本研究ではPSチャネル利用傾向をマルコフ連鎖モデルを用いてモデル化することで将来のPSの振る舞いを予測し,制御チャネルの選択を行う.しかし,マルコフ連鎖モデルにおいて,チャネル占有率と状態遷移確率は観測値の統計データから導出されるため,観測誤差により実際の値と観測値が異なる可能性がある.本稿では,複数のセカンダリユーザ間で共通チャネルリストを保持しているとし,共通チャネルリスト作成において観測値に誤差が含まれる場合を考える.このとき,チャネル占有率と状態遷移確率に基づくチャネルリストを用いた制御チャネル選択手法の特性評価と観測誤差の影響について議論する.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2012-07-19

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