自殺予防アンケート調査結果から検討する自殺予防のあり方
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概要
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A県断酒連盟会員143人に自記式質問紙調査を実施し,107人(有効回答率74.8%)から回答を得た。その結果,研究参加者は男性が9割以上で40〜70歳代が中心であった。人生で基も自殺を考えるようになった時期に半数以上が消えてしまいたいと考え,死にたいと考えた者は約4割,自殺の計画を立てたり行動を起こした者は全体の約2割強であった。自殺の年代,場所,方法などは警察庁の統計と同様であり,その当時の心身の状態および経済状態,家族や友人関係が悪化していたことが伺えた。これからの自殺対策には,家族を含む地域のネットワークが専門家と連携できる環境が作られ,自殺のサインに気づき,当事者から逃げずに国民1人1人が自身の問題として自殺予防に向き合うことが求められる。
- 2013-04-30
著者
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鈴木 ひとみ
京都府立医科大学 医学部看護学科
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鈴木 ひとみ
滋賀医科大学 医学部看護学科地域生活看護学講座
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畑下 博世
滋賀医科大学 地域生活看護学講座
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辻本 哲士
滋賀県立精神保健福祉センター
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鈴木 ひとみ
神戸常盤大学保健科学部看護学科
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植村 直子
滋賀医科大学医学部看護学科公衆衛生看護学講座
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畑下 博世
三重大学医学部看護学科
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金城 八津子
滋賀医科大学医学部看護学科地域生活看護学講座
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河田 志帆
滋賀医科大学医学部看護学科地域生活看護学講座
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藤井 広美
了徳寺大学健康科学部看護学科
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橋爪 聖子
滋賀県彦根保健所
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植村 直子
滋賀医科大学医学部看護学科地域生活看護学講座
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河田 志帆
滋賀医科大学
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畑下 博世
三重大学医学部
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