良寛に学ぶ教育者としての姿勢 その2 : カウンセリング心理学の視点をふまえて
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概要
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本論文は、良寛に関する前回の論文『良寛に学ぶ教育者としての姿勢 -愛語より初めて-』(平宮, 2011)を踏まえ、再度良寛の生きざま(良寛に関する逸話や自身が書き残した詩歌など)の中で、教育者としての務めを遂行する上で参考になるものを、特にカウンセリング心理学の視点を踏まえて抽出すると同時に、抽出事項に考察を加えることにより教育者としてのさらなる認識を深めることを目的に執筆したものである。 結果として、(1)自然主義(1.自然への慈しみ、2.生の多様性を受け入れる、3.有機体的人間観)、(2)自我の柔軟性(1.バカになれる、2.こだわりが少ない)、(3)即行動、(4)無欲に生きる(1.過度に勝ちを求めない、2.必要以上の益を求めない、3.自身の考えを押し付けない)、(5)超自我志向、(6)実存主義(1.一人だけの時間の尊重、2.独立心、3.繋がりの重視)、(7)poetry counseling (ポエトリーカウンセリング)の7つの視点より考察を加えることができた。なお記載にあたっては、特に良寛が強く影響を受けたと思われた禅や論語等の視点からも考察を加えた。
- 2013-03-01
著者
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