ショウロ子実体形成試験及びその菌根合成によるマツ材線虫病発病抑制効果
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概要
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菌根菌であるショウロの人工栽培技術の開発に関する試験,及び人為的にショウロ菌根合成を行った苗木のマツ材線虫病発病抑制効果に関する試験をおこなった。その結果,宿主であるマツの根元に培養菌糸体を埋設,接触させることで,野外での菌根合成苗の作出が可能であること,またこの苗木からのショウロ子実体形成が可能であることがわかった。さらにこの技術を用いてショウロ菌根合成をおこなった苗木のうち,マツノザイセンチュウ接種後も健全であったものには,菌根が多く形成されていたことを確認した。ショウロ菌根合成は,マツ材線虫病の発病抑制に効果がある可能性が示唆された。
- 2007-09-30
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