過密海岸クロマツ林の間伐試験 : 山形県遊佐町の事例
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概要
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山形県遊佐町で過密海岸クロマツ林の間伐試験を行った。はじめに試験区の林況,次に形状比と樹型の関係について考察した。その結果,形状比には立木本数,樹高,胸高直径と被圧状態それに広葉樹の混在などが大きく影響し,また,形状比が高くなるにつれて樹冠投影面積と材積は小さくなる傾向を示した。海岸クロマツ林の防災機能を十分に発揮させるために,今後は,うっ閉期に入っている下層木の間伐を行って低形状比に誘導し,上層木と一体となった林況に成林させていくことが必要であることを指摘した。
- 東北森林科学会の論文
- 2001-03-31
著者
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