林業・林産業における生産効率性に関する方法論と研究
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概要
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森林経営において効率性改善は公共と民間を問わず重要な課題となっており、この分野の研究が進んでいる。効率性を評価する方法としては非母数アプローチ(DEA)と母数アプローチ(SFA)がある。両アプローチはそれぞれ長所と短所を持つものの、理論的な発展に伴い様々な分野で応用されている。林業・林産業分野においても国有林経営区、公共機関、素材生産業、地域住民、林産企業などを対象とし、様々な研究目的で応用されている。これらの研究は、両アプローチが林業事業体の効率性を評価し、効率を改善させる手段を模索するのに有用な道具になるのみならず、林業経済主体の行為への我々の知見を広げることができることを示している。また、日本の林業・林産業においても研究課題が山積しており、これに対する研究が大いに進むことが期待される。
- 財団法人林業経済研究所の論文
- 2009-02-20
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