2種類の個体からなる不均質Boidsのパターン形成
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概要
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筆者は協調作業を行う不均質Boidsの設計を目指している.その準備段階として本論文では2種類の個体からなる不均質Boidsを提案した.不均質Boidsを構成する各個体は基本的にBoidsの3動作に従うが,周辺個体の種類を識別する能力を持ち,周辺個体の種類に応じて異なる強さの個体間相互作用を受けるものとする.これらの個体は周辺の各種個体分布の不均質性を重要な手がかりとして行動する.本論文ではBoidsが安定な群れを形成するための条件を整え,この条件下で個体間相互作用の強さを変えながら不均質Boidsの数値実験を行った.その結果この系が特徴的な分布パターンを数種類形成することを確認したので,異種個体群間の境界面形成に注目してこれらのパターンを分類した.
- 2013-08-21
著者
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