塩化亜鉛を原料に用いた溶液成長法によるZnOナノロッドの成長と形状制御(酸化物,酸化物エレクトロニクス,一般)
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概要
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塩化亜鉛(ZnCl_2)水溶液を用いた溶液成長法(CBD:Chemical Bath Deposition)によってZnOナノロッド(NRs)が成長された.金(Au)薄膜シード層上に成長したNRsは,基板面に対して垂直に配向し,その形状は溶液濃度の上昇とともに円錐状から円柱状へと変化した.また成長時間の増加に対してNRsの直径及び長さが増加し,隣り合うNRs同士の間隔が減少し,NRs群から薄膜への表面形態の系統的な変化が確認された.as-grown及び熱処理を施したNRsのフォトルミネッセンス(PL)及びフォトルミネッセンス励起(PLE)スペクトルの比較から,as-grown NRsの表面は,酸素過剰の状態にあり,かつ異相Zn(OH)_2を含んでいる可能性があることが明らかになった.また溶液成長法をベースとした方法でn型ZnO NRs層とp型Cu-O NRs層によるヘテロ接合形成が試みられた.
- 2012-06-15
著者
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白方 祥
愛媛大 工
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白方 祥
愛媛大学理工学研究科電子情報工学専攻
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寺迫 智昭
愛媛大学理工学研究科電子情報工学専攻
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矢木 正和
香川高等専門学校
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村上 聡宏
愛媛大学理工学研究科
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寺迫 智昭
愛媛大学理工学研究科
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白方 祥
愛媛大学理工学研究科
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