保育園における「気になる保護者」の現状と支援の課題-足立区内の保育園を対象として-
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概要
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近年保育現場では,些細なことでクレームを言う保護者や子どもへの不適切な対応が顕著な保護者が増えてきており,これらの保護者を総じて「気になる保護者」として表現することが多くなった。しかしながらその言葉が示す内容は幅広く,「気になる保護者」の実態は明らかではない。そこで本研究では,足立区と本学の協力の下,区内の公立私立保育園に対してアンケート調査を実施し,「気になる保護者」の実態を明らかにすることを目的とした。その結果,「気になる保護者」は,子どもの年齢が上がるごとに増加すること,養育態度・親子関係が最も気になる行動として保育者に認識されていることが明らかとなった。また,保育現場が連携を求める専門職としては,心理士と精神科医が上位となった。これらの結果を踏まえ,今後どのような支援が可能であるかを検討した。
- 東京未来大学の論文
- 2010-03-20
著者
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