現役大学生のグラフ作成スキルの現状と課題について:関西二つの大学を事例として
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概要
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グラフ作成スキルに乏しい現役大学生が目立つように感じられる。そのため,現役大学生のグラフ作成スキルの現状と課題を探ることを目標に,A大学とB大学においてアンケート調査を実施した。その結果,アンケート対象者のグラフ作成スキルは総じて低いことが明らかになり,高校1年生を対象とするPISA2009の結果の当該部分と同様の傾向を示していることが分かった。不十分ながらもサンプルの幅広さから,日本の現役大学生全体にも同様の傾向がありそうとの推察が可能である。日本では,義務教育から高校,大学までを対象として,グラフ作成スキルを含む統計リテラシー教育の充実が,専門家による調査研究を踏まえて提言されてきた経緯があるが,それにも関わらずこのような結果が得られた。なお,本研究の今後の課題として,サンプルの拡充と調査内容の再検討が挙げられる。
- 2011-00-00
著者
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