日本語の促音とアクセント
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2009年10月に始まった共同研究プロジェクト「日本語レキシコンの音韻特性」の中間報告を行う。このプロジェクトは,促音とアクセントを中心に日本語の音声・音韻構造を考察し,世界の言語の中における日本語の特徴を明らかにしようとするものである。促音については,主に外来語に促音が生起する条件およびその音声学・音韻論的要因を明らかにすることにより,日本語のリズム構造,日本語話者の知覚メカニズムを解明することを目指している。アクセントについては,韓国語,中国語をはじめとする他の言語との比較対照を基調に,日本語諸方言が持つ多様なアクセント体系を世界の声調,アクセント言語の中で位置づけることを目指している。本論文では本プロジェクトが明らかにしようとする問題点と近年の研究成果を総括する。
- 2011-10-00
著者
関連論文
- C1-3.日本語話者の促音知覚に閉鎖音のリリースが及ぼす影響(研究発表,音声学会2010年度(第24回)全国大会発表要旨)
- 鹿児島県甑島方言のアクセント(N型アクセント研究の現在)
- 語末が「ズ」であるチーム名・グループ名のアクセント分析
- 語形成と音韻構造 : 短縮語形成のメカニズム
- 日本語の促音とアクセント
- Lingua Vol. 122, Issue 13, Special Issue on Varieties of Pitch Accent Systems, Edited by Haruo Kubozono, Elsevier, October 2012
- 理論・構造研究系の共同研究プロジェクト