無線LAN用既存電磁波を用いたヒト検知におけるアンテナ配置構成の検討
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概要
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無線LAN用既存電磁波を用いたヒト検知システムにおける新たな送・受信アンテナ配置構成を提案し,その性能を評価した.本構成では送・受信アンテナは鉄製導体板を挟んで上下に配置される.検知用既存電磁波には無線LAN親機から発信されるビーコン信号を用い,これに対する受信電圧の変動によりヒト検知を行った.出力は時間的に隣り合う受信電圧値の差分,および受信電圧の平均値と各受信電圧値との差から見積もった.送・受信アンテナを部屋の対角位置に配置する従来構成に比較し,ヒト,ドア,ブラインド,および窓の移動に対して2倍から数倍の大きな出力が得られる,アンテナからの距離が離れても出力は十分大きいため検知エリアが広くなるといった優位性が示された.さらに見通し外での検知性能も確認でき,本ヒト検知システムに対する有用性が示された.
- 2012-10-31
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