平成23年度 ネパール海外研修報告
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概要
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2012年3月24日〜30日の日程で、ネパールにおいてAMDA Hospital、難民キャンプ等の見学、AMDA看護学校での講義、教員交流を行った。参加者は教員3名であった。本研修の目的は、ネパールにおける看護教育、病院や地域の現状について理解し、ネパールの文化及び環境に即した保健医療施策について考察を深め、今後の当大学看護学科における国際看護教育活動に活かす方策を探るとした。ネパールには環境、医療教育制度、宗教など複雑に絡み合った問題が人々の健康に影響を及ぼしており、課題は多くあることがわかった。しかし、家族の絆や、人々の素朴なあたたかさなど、日本が学ぶべきところも多くあると思われた。今後、国際看護教育活動を進めていくには、日本などの先進国での医療、看護を、そのまま持ち込むのではなく、現地の環境や文化を考えながら、住民の目線に立ち、限りある資源の中で応用していく力が必要であると感じた。視察した施設、研修内容、また手術看護、母子保健、地域保健の分野において、教員3名のそれぞれの観点から抽出したネパールの現状と健康上の課題について報告し、今後の国際看護教育活動に向けた考察を述べる。
著者
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富田 早苗
岡山県立大学保健福祉学部看護学科
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犬飼 智子
岡山旭東病院看護部
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富田 早苗
岡山県立大学
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原田 さゆり
岡山県立大学保健福祉学部看護学科
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犬飼 智子
岡山県立大学保健福祉学部看護学科
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joshi Archana
岡山県立大学大学院保健福祉学研究科
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