学校現場の学校緊急支援についての要望に関する調査研究 : 学校緊急支援マニュアルとキット作成に向けて
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概要
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学校緊急支援のためのマニュアルとキットを作成するために、学校緊急支援についての要望について秋田県内すべての教育委員会、高等学校、中学校、小学校といくつかの幼稚園・保育園に対して、自作の質問紙による調査を行った。結果、527人(回収率51.7%)から回答を得た。回答者は、教頭、養護教諭が多かった。学校緊急支援については、75.9%の回答者が知っていた。学校緊急支援を必要とする事案は多様であるが、回答者は、「校内(敷地内)」「自殺」「死傷」という事案で多く必要性を感じていた。必要とする人材は、複数の臨床心理士、教育委員会職員などであり、2〜3日から1週間程度の支援を望んでいた。希望する支援内容は、カウンセリング、心理的ダメージの評価、子供への接し方についての専門的アドバイスなどであった。
著者
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齋藤 和樹
日本赤十字秋田看護大学看護学部
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石山 宏央
心理教育相談室クローバー
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橋本 まり子
HASHIMOTO-CR
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浅沼 知一
ケイメンタルクリニック
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石塚 幸一郎
秋田県立大学
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渡部 明子
秋田県スクールカウンセラー
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佐藤 百合
協和病院
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萩庭 千加子
秋田県立秋田高等学校
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齋藤 寛子
秋田市立牛島小学校
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