中学校社会科地理的分野における「身近な地域」の学習 : まちづくりの視点からみた社会参加型学習の試み
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概要
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本研究は、平成20年に告示された中学校学習指導要領の社会科において、授業改善の基本方針のひとつとして「社会参画」の視点が取り入れられたことを受けて、地理的分野における「身近な地域」の学習を例として、「社会参画」の視点を取り入れた指導計画試案の作成を試みたものである。すなわち、地理的分野における「身近な地域」の学習において、「地域の課題を見いだし、地域社会の形成に参画しその発展に努力しようとする態度を養う」という学習指導要領の記述に注目し、仙台市の交通問題を、城下町という都市の地形的特色や住宅地開発と関連づけながら取り扱った。その際に、今後のまちづくりの視点から指導計画試案を構想するとともに、社会参加型の学習活動を組み込んだ授業実践を試みた。
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