兵庫県におけるケヤキの結実について(I) : 豊作年の着果度,種子品質,形質および稔性
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概要
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1995年は全国的にケヤキ種子の大豊作年であった。そこで,豊作年におけるケヤキ種子の特性を明らかにする目的で調査を行った。豊作年における着果度および着果率は地域による差は認められなかった。ケヤキの開花結実は樹齢10〜15年生前後(胸高直径10〜20cm)から可能となるようである。種子の発芽率は胸高直径が26cm以上で35〜50%と安定するが,胸高直径17cm以下ではほぼ15%以下となり,特に胸高直径12cm前後では10%以下であった。すなわちケヤキの種子は,豊作年であっても胸高直径25cm以下の個体からは採取しない方が良い。
- 1997-03-25
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