第二言語としての日本語習得に於ける動機付け要因についての洞察 : 米国大学全学部生留学義務化の議論構築に向けて
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概要
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本研究は第二言語として日本語を学ぶ米国大学生の至高学習経験(Peak Learning Experiences)を調査し習得の動機付け要因を吟味した。中級日本語を学習する128人の学生がこれまでの日本語学習体験を回想し、至高学習経験を筆記自由記述した。計58%の被験者が日本語ネイテイブスピーカーとの実際的口頭コミュニケーションでの意思疎通又は意味理解達成経験、12%がテレビ番組、映画、アニメ、歌謡曲等の真正言語材料(authentic language materials)との接触経験を指摘した。適用として米国大学に於ける全学部生留学義務化の議論を提示した。
- 日本語教育方法研究会の論文
- 2007-03-17
著者
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