創業期の横浜正金銀行 : 貿易金融業務の開始と経営管理体制の構築
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概要
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1880年に横浜正金銀行は,官民共同で設立された。初期においては,民間側が非専門経営者を出し,大蔵省が管理官を通じた統治を試みた。しかし,民間側が十分な情報を開示しなかったために,この統治方式での経営者の規律付けは困難であり不良債権が累積した。問題を重視した大蔵省は,外国為替取引について一定の成功経験のある専門経営者=原六郎を頭取に抜擢して,組織的管理体制の構築を含む根本的改革を図った。さらに,1887年の改革も原改革の延長線上で行われた。本改革は同行の経営が軌道に乗る重要な要因となった。
- 2012-08-25
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