イベント駆動ネットワークから時間駆動ネットワークへの移行を容易にする自動車制御システム向けリアルタイムゲートウェイ
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概要
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本論文はイベント駆動ネットワークと時間駆動ネットワーク間でデータを中継するための通信方式とリアルタイムゲートウェイについて述べる.自動車制御システムでは通信量が変動するイベント駆動ネットワークから時間駆動ネットワークへデータを中継するとき,ゲートウェイのデータ送信に遅延が発生し,中継処理の最悪遅延時間を予測できないという課題がある.そこで我々は,設計時に送信データと時間駆動ネットワークの送信で使用するスロット間の対応付けを定義し,実行時にそれに基づいて優先度順にデータを送信することで,中継処理の最悪遅延時間を予測可能とするクラスタベース通信方式を提案する.この通信方式を備え,レガシーアプリケーションを修正なしで時間駆動ネットワークに対応できるリアルタイム通信ミドルウェアを実装し,それを用いてリアルタイムゲートウェイを開発した.測定結果から提案方式が予測した中継処理の最悪遅延時間を守り,ゲートウェイが自動車制御システムに適用可能であることを確認した.
- 2012-12-15
著者
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