患者との相互作用に見出される看護師の身体のあり様 : 【身体感覚からの察知】と【持ち前の判断と手立ての駆使】に焦点をあてて
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概要
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本研究の目的は,看護師が患者への気がかりをもとに関わりながら看護をしていくプロセスを探究し,患者との相互作用に見出される看護師の身体のあり様を検討することにある.修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにより,看護師32名の半構成的面接データを分析した.結果として【身体感覚からの察知】,【持ち前の判断と手立ての駆使】,【内に取り込んでわかる】,【押し出される行為】,【関わりから得た手ごたえと方向性のリレー】の5カテゴリーからなるプロセスが見出された.本論文では,プロセス全体のうち,看護師が患者に抱いた気がかりをもとに【身体感覚からの察知】に【持ち前の判断と手立ての駆使】によって「先読み対応」に至る部分までを提示した.
- 北海道医療大学看護福祉学部学会の論文
- 2011-03-31
著者
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