介護老人福祉施設の介護職が感じる看護職との連携における「役割ストレス」の構造

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概要

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[目的]本研究では,介護老人福祉施設の介護職が看護職との連携で感じる「役割ストレス」の構造を明らかにする.[方法]近畿にある介護老人福祉施設の介護職に対し,自記式質問紙による郵送調査を実施し,315人(回収率21.5%)から回答を得た.[結果]探索的因子分析(プロマックス回転を伴う主因子法)の結果,「役割ストレス」を構成する要素として,「役割過剰」「業務分担の認識相違から生じる困難感」「職能を発揮できない不全感」の3因子が抽出された.そして,「役割ストレス」尺度の内容妥当性や信頼性(内的一貫性)を確認することができた.また,「役割過剰」による介護職のストレスが高まっていることが明らかとなり,さらに,役職を有する者が「役割過剰」を感じやすい傾向も示された.[結論]本研究の結果から,介護職員の定数や役職にある者への業務が集中しがちな組織構造を見直す必要性が示唆された.
2012-04-01

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