絶縁誘電泳動を用いた表面抗原発現細胞の迅速な識別(バイオテクノロジー,有機エレクトロニクス,界面,一般)
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概要
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ターゲットとする表面抗原を発現した細胞を正の誘電泳動(p-DEP)により抗体固定化電極表面上に迅速に集積化し免疫反応により捕捉した.さらに,負の誘電泳動(n-DEP)を用いて,未反応の細胞を電極表面上から電極間ギャップへと移動させ表面抗原発現細胞を識別,分離した.ここでは,骨髄性白血病細胞(HL-60)に発現しているCD33抗原をモデルターゲットとして用い,抗CD33抗体固定化電極上に捕捉した.このp-DEPによる細胞の迅速な集積化とn-DEPによる未反応細胞の分離を用いると,アッセイに必要とする時間は60秒と極めて迅速であった.これは,通常の細胞結合性アッセイで必要とした時間(30分)と比較して明らかに優位性を有する.
- 2012-02-10
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