幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続 : 教科活動につながる協同的な遊びと学びについて考える
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概要
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幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続のためには、教科活動につながる幼児期の協同的な遊びと学びの内容の検討が必要だと考え、山梨県の私立A 幼稚園における「共有した体験から協同的活動へ〜天体への関心の高まりから」および「オリジナル鬼ごっこで遊ぶまで〜5歳児の協同的な遊びと学び〜」の活動をとりあげた。協同的活動から学びの自立へ、そして精神的な自立へとつながっていく過程を分析したところ、「遊び」を通した幼児期の学びを小学校以降の教科等を中心とした学習につなげるには、子どもの中から発せられた「やりたい」という気持ちやつぶやき、また、知的好奇心や探究心を教師が即座に受け止め、実現の方向を探ることが重要性であり、集団の育ちと個人の育ちの相互作用によって子どもたちが育つためには、教師の援助・環境構成が重要であることが見い出された。
- 2012-03-07
著者
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