自閉性障害児を複数にもつ母親の心理変容過程
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概要
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複数の自閉性障害児をもつ母親の思いについて検討した。特に二人目の子どもも自閉性障害児と診断された時の思いに焦点を当てた。10名の母親(20~60代)に半構造化面接を実施した。その結果,1)一人目の診断時の方がショックが大きいタイプ,2)二人目の方がショックが大きいタイプ,3)診断時の思いにほとんど違いがないタイプ,4)同時期診断に分けられた。それぞれのタイプに,4名,3名,1名,2名の母親が該当した。診断時の思いについて,一人目の時は「放心」「自責の念の消失」「前向き」「平静」に,また,二人目以上の時は「絶望」「苦しい現実受容」「平静」「自責の念の再出」などのカテゴリーが抽出された。複数の自閉性障害児をもって良かった点について「人間関係の拡がり」「自己の成長」「子どもの成長の喜び」などと回答された。今回の調査で複数の障がい児をもつ母親の苦悩の一部を捉えることができた。
著者
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