樹木形状モデル構築のための基礎的研究 : ヒノキのコンピュータグラフィックス表示
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概要
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コンピュータグラフィックスを用いて樹木を描くことは景観シミュレーションや建築計画などを行う上で重要な要素である。視覚的のみならず数量的にも現実に即した樹形モデルを構築することにより,樹木の空間的な位置関係をふまえたより現実的なシミュレーションを行うことができ,経営計画などで実践的に利用することが可能である。そこで,ヒノキについてその樹形を規定する大きな要素である枝葉について形状を規定する因子の実測を行い,形状モデルを画像化する樹形表示プログラムを作成し樹形の再現性を検討した。また,各測定データと,それをもとに算出した樹形規定因子を定義し,枝規定因子の推定式を求め,モデルの構築を行い,表示プログラムで樹形表示を行った。その結果,最小限の測定項目で単木や林分を再現できるモデルを構築できた。成長モデルを導入することで時系列的な再現も可能なモデル構築の基礎となるものである。
- 森林計画学会の論文
- 1998-09-30
著者
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